最新情報

─ Information

2026.8.24

美ら海ネクサス 第4話

<前回までの美ら海ネクサス>

 

 

東京の広告代理店を離れ、沖縄・美海市へやってきた知念結維(ちねんゆい)は、若き市長・与那覇早紀(よなはさき)のもと、「未来ビジョン推進室」の特命担当ディレクターとして新たな一歩を踏み出した。

 

着任翌日、結維は市長や主任の上原とともに市内を視察。商店街、老朽化した小学校、海を望む事業予定地、海洋研究機関「OISTA」を巡り、市役所へ戻ってからは上原の説明を通して、それぞれの場所が抱える課題や、美海市が進めてきた取り組みへの理解を深めていく。

 

その夜、カフェバー「セレンディピティ」でマスターと語らう中、美崎中央商店会の決済システム「みさちゅうくん」や、土曜日の朝に漁港で開かれる朝市のことを知った結維。美海市での二日目が、静かに暮れていった。

 

 

<第4話> 「めぐり合わせ」

 

 

漁港の朝市は、思った以上に賑やかだった。

開放された倉庫にはフォークリフトが無駄のない動きで出入りし、魚介を山盛りにした大きなカゴを次々に濡れた床へ降ろしていく。

臨時の販売所には人が溢れ、行列が外まで続いている。

人の隙間から、色鮮やかな魚が見え隠れする。

周囲には、串焼きや唐揚げ、汁物などの屋台が並んでいる。

 

 

今朝は、目覚ましよりも早い6時20分に目が覚め、朝食を食べずに7時に家を出た。

まずは、何か食べよう。

ふと、「グルクンの唐揚げ」の文字が目に留まった。

「このグルクンの唐揚げって、なんですか?」

結維は、屋台のおばぁに尋ねた。

「沖縄じゃ、昔からよく食べる魚さぁ。県魚だからね。」

「へえ。県魚ってあるんですね。」

「そうそう。グルクンは唐揚げが一番。食べてみて。」

「じゃあ、このグルクンの唐揚げと、もずくの天ぷらをください。」

「はいよ。今揚がったばっかりだからね。」

屋台のおばぁはそう言って、唐揚げと天ぷらを紙の容器へ入れた。

「はい、二つでちょうど千円ね。」

結維は、スマートフォンに伸ばしかけた手を止め、バッグから財布を取り出すと、千円札を差し出した。

「熱いから気をつけて。」

「ありがとうございます。」

紙の容器から少しはみ出すほどのグルクンが、頭から尾まで一尾丸ごと揚げられている。

結維は、さっそく一口かじった。
「熱いっ。」

パリッとした皮を噛んだ途端、熱い脂がじゅわっと口の中に広がった。

 

 

もずくの天ぷらと交互に頬張りながら、結維は朝市を歩き始めた。

観光客と地元の人と半々くらいのようだ。

大きな発泡スチロールの箱に並べられた魚には、手書きの値札が添えられている。

赤みがかった魚を見つけた。

「これがグルクンね。」

他にも青緑など色とりどりの魚が並んでいる。

「イラブチャー、ミーバイ……。タマン、オジサン。……オジサン?」

思わず腰をかがめて近づいて見てしまう。

 

 

朱色の魚の前には、確かにオジサンと書かれた値札がある。

よく見ると、下顎からは2本の長いヒゲが伸びている。口元はどことなく鯉にも似ている。

「おはようございます。知念ディレクター。」

クーラーバッグを肩から下げた中年男性が声をかけてきた。

「あ、おはようございます。仲里総務課長。」

結維は立ち上がって挨拶した。

「オジサンですか。白身でさっぱりしてて、煮ても焼いても、刺身でもおいしいですよ。」

「へえ。名前が気になって見入っちゃいました。」

「今日は、朝市の散策ですか。」

「はい。少し前に着いて、グルクンの唐揚げを食べたところです。」

「いいですね。あっちにある魚汁(いゆじる)も人気ですよ。」

仲里は、少し離れた屋台を指差した。

「へえ、魚汁ですね。あとで寄ってみます。ここにはよく来られるんですか。」

「以前、農林水産課にいた頃に縁があって、それからハマってます。月に1回くらいは、こうして買い出しに来てますよ。」

仲里はクーラーバッグを開けて、中を見せてくれた。

「農林水産課にもいらしたんですね。」

「ええ。漁協の人たちと話をする機会が多くて、よくここにも通ってたんです。仕事で来てるうちに、魚の美味しい食べ方なんかも教えてもらいました。」

「それがきっかけだったんですね。」

「ええ。今では家族も朝市が好きでね。今日も車で来て、妻と子どもたちは向こうで朝ごはん食べてますよ。私は買い出し係です。」

「ふふっ。そうなんですね。」

「知念ディレクターは、このあとどこか行くんですか?」

「はい。美崎の商店街にも行ってみようかと。」

「土曜日は結構賑わってますよ。朝市帰りに寄る人も多いですから。」

「どこかお薦めのお店とかありますか。」

「この時間なら、最近できたコーヒーショップとか。」

「コーヒーショップですか。」

「ええ。もともと漢方薬局だったところを改装した店なんですよ。なかなか雰囲気がありますよ。」

「へえ、気になりますね。」

「あとは、昔の写真館かな。」

「写真館。昔のっていうのは……。」

「ええ。今は観光協会と商店会の事務局になってますけど、美崎の古い街並みの写真がそのまま飾ってありますよ。」

「面白そうですね。」

「ぜひ。じゃあ、私はそろそろ家族のところへ。」

「はい。いろいろ教えていただいて、ありがとうございました。」

「いえいえ。商店街も楽しんできてください。」

「はい。」

仲里はクーラーバッグを肩に掛け直すと、家族の待つ屋台の方へ歩いていった。

結維は残っていたもずくの天ぷらを頬張ると、仲里に教えてもらった魚汁の屋台へ向かった。

朝市をひととおり満喫して、結維は美崎中央商店街へ向かった。

 

商店街に着いたのは、午前九時少し前だった。

美崎中央商店街の入口のアーチをくぐると、まだシャッターが閉まった店もあれば、半分ほど開けて開店準備をしている店もある。

「まだ早かったかな……。」

結維は、開店準備をする店々を眺めながら、ゆっくりと歩き始めた。

 

 

少し歩くと、観光客らしい人が集まる店が見えてきた。

土産物店のようだ。

多くの観光客が、焼き物やガラスの器を手に取っていた。

店頭では、紅芋の焼き芋と揚げたてのサーターアンダギーが売られている。

外国人観光客が、半分に割った紅芋の鮮やかな紫色の断面を珍しそうに眺めては、美味しそうに頬張っている。

甘い香りに惹かれて、結維も買うことにした。

「この焼き芋、一つください。」

「はい。四百円です。」

漁港では現金しか使えなかったが、ここはどうだろう。

「クレカのタッチ決済って使えますか?」

「大丈夫ですよ。ここにタッチしてください。」

決済端末には「美崎中央商店会データ連携加盟店」と書かれた小さなシールが貼られていた。

結維がスマートフォンを当てると、ピッと決済音が鳴った。

 

 

「今すぐ食べますか?」

「いえ、持ち帰りでお願いします。」

店員は焼き芋を紙袋に入れ、結維に手渡した。

「ありがとうございます。」

温かい紙袋を片手に、結維は再び商店街を歩き始めた。

ふと見上げると、電柱の上に小さな白いカメラが取り付けられている。

昨日の視察で車中から見た、人の流れを分析するカメラだ。

朝早くから観光客が歩いていることが分かり、店を開けるところが少しずつ増えたという。

結維は、さっきの土産物屋を振り返った。

 

しばらくすると、どこからかコーヒーの香りが漂ってきた。

少し先に、周囲とはどこか雰囲気の違う小さな店が見える。

「あ、ここかな……。」

少しくすんだ白い外壁に、濃い茶色の木枠のガラス戸。古い店構えを残しながらも、すっきりとした印象だ。

看板には「VAI E VIENI COFFEE 8:00–13:30 FRI・SAT」と書かれている。

 

 

結維がガラス戸を開けると、来客を知らせる小さな鐘がチリンと鳴った。

「いらっしゃいませ。」

カウンターの奥から、三十代くらいの男性が声をかけた。

店内に入ると、壁一面に小さな木製の引き出しが並んでいた。

以前は漢方薬がしまわれていたのだろう。

使い込まれた木製カウンターの上には、真新しいエスプレッソマシンが存在感を放っている。

「ご注文をどうぞ。」

結維は、カウンターに置かれたメニューに目をやった。

「カフェラテを、テイクアウトでお願いします。」

「ホットとアイス、どちらにします?」

「アイスで。」

「六百円になります。」

スマートフォンを差し出してみた。

「タッチ決済で。」

「では、ここに当ててください。」

ここの決済端末にも、さっきの土産店と同じ商店会のシールが貼られていた。

「こちらの椅子にかけてお待ちください。」

カウンターのハイチェアを案内された。

結維が腰を下ろすと、ほどなくしてコーヒー豆を挽く音が聞こえてきた。

続いて、エスプレッソマシンの音が静かな店内に響く。香ばしいコーヒーの香りが、ふわりと広がった。

 

 

「お待たせしました。」

「ありがとうございます。」

結維はカウンターへ戻り、冷たいカップを受け取った。

「あの、ここ初めて来たんですけど、お店の名前はなんて読むんですか?」

「はい。ヴァイ・エ・ヴィエニ・コーヒーです。」

「ヴァイ、エ、ヴィエニ……。」

「はい。イタリア語で、行ったり来たり、っていう意味なんです。」

「行ったり来たり?」

「僕、本業は東京にあって、ここと行ったり来たりの生活で。そこから付けました。」

「それで、営業日が金曜と土曜なんですね。」

「はい。本業の予定次第で、平日に開けることもあります。最近、平日の朝も外国人のお客さんが増えてるので、なるべく開けようと思ってて。SNSに出してるので、よかったら。」

そう言って、SNSのQRコードが印刷された小さなカードを差し出した。

「ありがとうございます。」

店を出ると、買い物袋を提げた人や、店先を覗く観光客が行き交っていた。

結維はアイスカフェラテを片手に、商店街を歩き始めた。

 

ほどなくして、「美海市観光案内所 TOURIST INFORMATION」「美崎中央商店会事務局」の文字が掲げられた建物が目に入った。

間口の広いコンクリート造りの平屋で、軒が道路側へ深く張り出している。

近づくと、正面に並ぶ大きなガラス窓には、「美崎写真館」の文字がそのまま残っていた。

 

 

ガラス越しには、セピア色の美崎の古い街並みを写した写真が何枚も飾られている。

「ここが、仲里課長が言ってた昔の写真館ね。」

入口には、「ご自由にお入りください」との日本語に、英語、中国語、韓国語を併記したプレートが掛かっている。

中には、外国人観光客の若い二人連れが、ラックに並んだ街歩きマップを選んでいるのが見える。

結維はガラス戸を開け、中へ入った。

「こんにちはー。」

案内所の受付から、明るい声で迎えられた。

「こんにちは。」

結維も笑顔で返した。

壁に並んだ古い写真を眺めながら、ゆっくりと館内を歩いた。

その隣の壁には、美海市全体の大きな地図と、美崎中央商店街を詳しく紹介した街歩きマップが掲げられている。

マップには、店や観光スポットの写真と手書きのコメントが貼られ、ところどころに「あすうみ」という文字とともにアニメのキャラクターが描かれていた。

数か月前に劇場公開され、話題になったアニメ映画『あの日の君に、明日の海でもう一度会えたなら』だ。

「これ、美海が舞台なんだ……。」

マップには、商店街の通りや今朝歩いてきた漁港など、作品に登場した場所がいくつも紹介されている。

その横には、英語や中国語、韓国語で書かれた聖地巡礼マップも並んでいた。

 

 

結維は、今朝から何度も見かけた外国人観光客の姿を思い浮かべた。

「戻りましたー。」

入口のガラス戸が開いて、大きなバッグを抱えた女性が入ってきた。

「八木沢さん、お疲れ様。」

受付から声があった。

「また、あの会長が話好きで、長引いちゃったわ。」

その声に、結維が振り向いた。

八木沢も結維に気づき、足を止めた。

「あら、どこかで……。確か、あの動画の時の知念さん? 広告代理店の。」

「あ、八木沢さん。覚えていてくれたんですね。知念です。知念結維です。」

「よく覚えてるわ。あの日はすごく印象に残ってるもの。あの時はものすごく慌ただしかったから、あまりお話しもできなくて。」

「はい。一日であれだけの撮影ができたのも、八木沢さんのおかげです。」

「お役に立ててよかったわ。今日もお仕事でいらしたの?」

「実は、私、一昨日からこっちに来ていまして。」

バッグから名刺を取り出した。

「美海市役所で働くことになりました。」

名刺を八木沢に差し出す。

「えっ、美海市役所?」

八木沢は名刺と結維の顔を交互に見た。

「ああ、会社から派遣研修とかで来てるってこと?」

「いえ。ご縁あって、転職しまして。」

「ええっ。じゃあ、公務員になったってことね。今は美海に住んでるの?」

「はい。一昨日引っ越してきたばかりです。」

「それは驚いたわ。人生分からないものね。ようこそ美海市へ。」

「よろしくお願いします。」

「ところで、ここにはどうして立ち寄ったの?」

「漁港の朝市に行きまして、そこから散歩しながら辿り着きました。ここに昔の写真が残ってるって聞いたので、ちょっと寄ってみました。」

「そう。ここは8年前まで写真館だったの。空き店舗の再生で、観光協会が入って、そこに商店会の事務局を強化することになって。あ、改めまして、私、美崎中央商店会のマネージャーをしている八木沢恵理です。」

八木沢がかしこまってお辞儀をしながら名刺を差し出した。

「あ、ありがとうございます。」

結維は名刺に目を落とした。

「昨日、商店会には専属のマネージャーさんがいるって聞いたんです。それが八木沢さんだったんですね。」

「そうなのよ。」

「2年前、八木沢さんに案内していただいた時は、てっきり商店街のお店の方で、商店会の役員もされてるんだと思ってました。」

「まだ、日本の商店街には私みたいなマネージャーを置いているところは少ないからね。」

「レジの決済システムとか、人の流れの分析とか、空き店舗の活用とか、いろいろやっているって聞きました。」

「あら、もうそんなことまで聞いてるのね。最初はシステム導入だけに関わってたんだけど、市役所の人にやり手がいて、だんだん面白くなってきてね。」

「決済システムの導入がきっかけだったんですか。」

「そう。私、もともとそっち系の人間なの。まさか、商店街の活性化にまで関わるとは思わなかったわ。」

「そうそう、知念さん、今日は非番っていうの?仕事じゃないんでしょ。」

「ええ。」

「じゃあ、これ味見して欲しいんだけど。夏の商店会のイベントで出すクラフトビールの試作なの。」

八木沢は手に持っていたバッグから瓶を取り出した。

「クラフトビールですか。」

ラベルが貼られていないビール瓶を見ながら言った。

「そう。商店会長が酒販組合の会長もやっててね。趣味でクラフトビールを始めたのよ。さっきまで、ずっとその話をしていてね。」

八木沢は瓶を手にしたまま、少し考えた。

「でも、冷えてないから、今飲んでもらっても分からないわね。よかったら持って帰って、冷やして飲んでみて。」

「いいんですか?」

「もちろん。まだ試作だから、今度会った時に感想聞かせて。ビールの名前もラベルもこれからだから、アイディアも欲しいわ。」

「分かりました。」

結維は瓶を受け取りながら、先ほど見ていた壁のマップに目をやった。

「そういえば、あの映画、美海が舞台だったんですね。」

「ああ、『あすうみ』ね?」

「タイトルは知ってたんですけど、映画は観てなくて。」

「美海が舞台になったきっかけ、知念さんが作った動画なのよ。」

「……私が作った動画がきっかけ?」

 

 

「あのPR動画を監督がたまたま見たんですって。商店街から漁港に抜ける景色が作品のイメージにぴったりだったらしくて。ロケハンに来て、そのまま舞台のモデルになったの。知念さんは知ってると思ってたわ。」

「そんなことが……。」

結維は壁のマップをもう一度見た。

2年前に作ったあの動画が、こんなところにつながっていたなんて。

「なんだか、不思議な感じです。」

「それだけいい動画だったってことね。」

「ありがとうございます。」

結維は照れくさそうに笑った。

「それで、もう聖地巡礼のマップまでできてるんですね。」

「そうなの。映画が公開されてから、観光客が徐々に増えてね。それが、海外でバズったみたいで。」

「海外ですか?」

「世界配信が始まってから、外国人の観光客が一気に増えたの。日本人より目立つくらい。」

結維は、朝市や商店街で見かけた観光客を思い浮かべた。

「今朝から外国人の方をよく見かけると思ってました。」

「私たちも最初は気づかなかったのよ。人流データを見たら朝の人通りが増えてるし、決済データでもその時間帯の免税利用が増えてて。」

「例のシステムですね。」

「そう。それで調べてみたら、観光案内所でも『あすうみ』のロケ地を聞かれることが多いって分かって。土産物店が真っ先に営業時間を早めたわ。」

「さっき、コーヒーショップでも朝のお客さんが増えてるって聞きました。」

「でしょ。それだけじゃないのよ。映画が話題になってから、『ここで撮影したい』っていう問い合わせが増えてきて。」

「プロの目に留まったんですね。」

「そうなの。ドラマとか、CMとか。ファッション誌もね。」

「そんなに来てるんですか。」

「まだ問い合わせの段階が多いけどね。今のところはその都度、市役所や観光協会、商店会で対応してるんだけど、美海でもフィルムコミッションみたいなワンストップの窓口を作ろうって話になってるの。知念さん、その辺、詳しいかしら?」

「八木沢さん、次の打ち合わせどうなってるかって電話入ってます。」

受付から声がかかった。

「あ、いけない、もう行かなきゃ。」

八木沢はバッグを抱え直した。

「ごめんなさい。今日は会えてよかったわ。ビール、よーく冷やしてから飲んでね。」

「はい。感想お伝えします。」

「じゃあ、またね。」

八木沢は受付にひと言声をかけると、慌ただしくガラス戸の向こうへ出ていった。

結維はラックから街歩きマップを一部手に取った。

「ありがとうございました。」

受付に声をかけ、観光案内所を後にした。

 

その日の夜。

結維は、よく冷やしたクラフトビールの栓を開け、グラスに注いだ。

琥珀色よりも白みがかったビールに、細かな泡が弾けていく。

テーブルの上に、もらってきた街歩きマップを広げた。

ノートパソコンで動画配信サービスを開き、「あすうみ」と検索した。

画面に、『あの日の君に、明日の海でもう一度会えたなら』のタイトルが現れた。

結維はグラスを手に取り、再生ボタンをクリックした。

 

 

 

<第5話につづく>

 

<作者>

伊藤敏孝
元地方自治体職員。大学教員。博士(公衆衛生学)。大学発ベンチャー企業を経営。

 

※本作品はフィクションです。実在する地域・制度・機関等が登場する場合がありますが、物語および登場人物等は創作によるものです。

※本作品の挿絵は、生成AIを使用して制作しています。